年金を増やす3つの具体的なテクニックとは?

年金を増やす3つの方法をご存知ですか?このページでは、意外と知られていていない年金受給額をアップする3つのテクニックをご紹介しましょう。

年金を増やすテクニックその①~60歳以後も働く


60歳以後も厚生年金に加入して保険料を納めれば、その分その後の年金額を増やすことができます。年金をアップする方法としてもっとも手堅いテクニックです。加入期間が不足していれば、根老齢基礎年金部分もアップすることがになります。但し、年金をもらいながら働く場合、在職老齢年金による支給調整に注意しましょう。

<金額例:月20万円の給料で働いた場合>

1年間働くと・・・年3万2700円アップ
5年間働くと・・・年16万3300円アップ

 

年金を増やすテクニックその②~任意加入+付加年金


原則として、国民年金への加入は60歳までです。しかし、加入期間が40年未満の場合は60歳以後も加入して保険料を納めることができます(任意加入)。

この時、400円を追加で納めると(付加年金)、さらに65歳からの年金額を増やすことができます。会社員の家庭では、専業主婦の年金を増やすに役に立ちます。

<金額例:60歳から加入して付加年金を付ける場合>

1年間納めると・・・年2万1900円アップ
5年間納めると・・・年10万9500円アップ

年金を増やすテクニックその③~受給開始の繰り下げ


65歳からの老齢基礎年金、老齢厚生年金は、受給開始を遅らせることで1ヶ月につき0.7%ずつ年金額を増やすことができます(繰り下げ)。70歳になるまで遅らせると、42%も年金額がアップします。当面の生活資金に余裕がある人はぜひ、検討してみましょう。また、夫の年金はそのままで、妻の年金だけを繰り下げる方法もあります。老齢基礎年金、老齢厚生年金いずれかだけを繰り下げることもできます。

<金額例:65歳時点の老齢基礎年金+老齢厚生年金が月20万の場合>

1年間の繰り下げなら増額率8.4%・・・月1万6800円アップ
5年間の繰り下げなら増額率42%・・・ 月8万4000円アップ


いかがでしたでしょうか?年金を増やすこの3つのテクニックで、ぜひ年金受給額をアップさせてください。最後に、ひとつだけ注意があります。年金は請求しなければもらえません。また、年金記録にもれや誤りがあると、それだけ年金は目減りしてしまいます。年金記録は詳細に確認しましょう。

企業年金の請求忘れも要注意!比較的金額も大きいため、よく確認してみてくださいね。転職経験があり、企業年金に入っていたかわからない人は、当時勤めていた会社や企業年金連合会に問い合わせをしてみましょう。